震災!災害!その時、猫はどうすればいい?

1.まずは普段の備えを

2.もしもの時のために集合の合図を決めておこう

3.避難になったら猫たちの世話はどうすれば?

4.震災被害でどうしても飼い続けられなくなった時は

1.まずは普段の備えを

日本は災害列島です。今日がつつがなく過ごせても、明日いきなり地震で、明後日いきなりの豪雨で、避難せざるを得なくなったり、家に住み続けられなくなったりしてもおかしくありません。

そんなときに困るのはまず、食物と飲み物です。人間にも同じことが言えますが、震災の際の飲食物は、普段食べ慣れているものと、普段の食事より少し上等なものを用意しておきましょう。生き物は突然のストレスが掛かると、食欲が減退するものだからです。

猫の防災用品には、普段の総合栄養食と、嗜好性の高い缶詰かパウチ、あるいはちゅ~るを入れておきましょう。飲み物は、ミネラル含有率が低い軟水であれば、ミネラルウォーターでも全く問題ありません。日本産のミネラルウォーターはたいてい軟水です。水を飲ませる容器も入れておきましょう。

また、猫の持ち運びにはやはり、キャリーバッグが一番です。普段、キャリーバッグを病院への行き帰りくらいにしか使わなくて、猫がキャリーバッグに拒否反応を示しているようだと、いざという時、大変に困ります。普段からキャリーバッグに出入りできるようにしておいて、時には中でおやつをあげて、『ここはステキな場所』と猫に覚えてもらいましょう。

2.もしもの時のために集合の合図を決めておこう

いきなりグラッとなったら、猫も人間も大変にあわてます。特に猫はパニックになって、どこへともなく遁走したり、気配を消して隠れてしまったりすることが多いため、避難の段になってもなかなか見つからず、キャリーバッグに普段から慣らしていても見つからず意味がない、という事態が十分考えられます。

そういうときに備えて、『集合!』の合図を決めておきましょう。簡単に言えば『この音がすれば、ご飯がもらえる!』と普段から猫に刷り込んでおくのです。ご飯でなくても、ちゅ~るやシーバなどの、特別おいしいおやつでも代替可能です。

私の場合は、普段のカリカリをあげる時、わざとカリカリ入り容器を振ってザラザラと音を出して、『この音がしたらご飯だよ! おいで!』と刷り込むようにしていました。ちゅ~るやパウチで刷り込みたかったら、適当なベルやクリッカーを使うのもいいです。この刷り込みをしておくと、災害のときだけでなく、室内飼いの猫がうっかり外に出てしまったときなどに呼び戻すのがとても楽なので、おすすめします。

3.避難になったら猫たちの世話はどうすれば?

これは難しい問題です。近年はペット可避難所も出てきていますが、全体として、やはり行政はペットたちに冷たいです。

車があれば、そこを拠点に避難できるから大丈夫、という方もいますが、どうか無理をしないでください。車拠点の避難は、避難所よりもエコノミークラス症候群の可能性が高まります。飼い主のあなたになにかあったら、誰も猫を守れません。最低でも、半日に一度は車から出て屈伸運動をしましょう。また、避難所の人にも『ペットがいるから車から離れられない』ということだけは伝えて、孤立しないように努力しましょう。

車もなく、どうしても家を離れなければならず、いつ戻れるかも明らかでない場合は、本当に本当の最後の手段ではありますが、猫が自由に出入りできるようにしておいたほうがいいと思います。猫を室内に閉じ込めていても、脱水による死が待っているだけだからです。

4. 震災被害でどうしても飼い続けられなくなった時は

家が倒壊した、経済的あるいは肉体的に深刻なダメージを受けた、など、原因は様々に考えられますが、災害により、猫を飼い続けられなくなる自体の発生も十分考えられます。

でも、そんな時でも猫の幸せをあきらめないでください。逃したり、保健所に連れて行ったりする前に、打てる手段はたくさんあります。

あなたの携帯を駆使してください。近くに猫を受け入れてくれる動物愛護団体はありませんか? 里親探しをしてくれるNPOはありませんか? 行政は困っている人への窓口を設けていませんか? せめて相談だけでもしてみませんか?

最近では、SNSや里親募集サイトで里親さんもしくは一時預かりさんを募集するのも、ひとつの手になっています。Twitter、Facebook、LINE、Instagramを駆使して、あらゆるところに営業をかけましょう。穴場としては、猫画像掲示板なども里親さんが見つかりやすい場所です。

まとめ

災害時に猫を守るには、まず普段からの備えが何より大事です。飲み物・食べ物を備蓄しておいて、集合合図も決めておいて、とっさのときに猫を確保してキャリーバッグに入れられれば、それだけで猫連れ避難の半分は済んだようなものです。

避難中は、猫の調子も大事ですが、まずあなたの健康を考えてください。あなたが倒れてしまったら、誰も猫を守れません。

どうしても飼えなくなったなら、一人で抱え込まないで、まず周りに相談を! 思いがけない救いの手が差し伸べられることがあります。