命の恩人だというのに愛してやまない実家の猫に超嫌われている私

少し認知症気味の実母にセラピーの意味で
友人に茶トラの子猫を譲ってもらったのがちょうど1年前。
もうかわいくてかわいくて。
近くに嫁いでいる妹も私も借家なので
動物が飼えないものだから実家の猫にもうメロメロ!
くうちゃんと名付けて文字通り猫かわいがり。
妹がこれをかぶせて写真撮りたいとガチャガチャで見つけたという
猫用のかぶりものをかぶせていろんな角度から写真撮影。

猫バカも最高潮。
でもくうちゃんはどこ吹く風で風来坊のような性格で
いつもどこかにおでかけしていてあまり家にいない。
ある日のこと母の様子を見に行った時いつもなら風来坊のように
フラフラして家にいないくうちゃんが母のベッドで丸くなっている。
あれ?おかしいな、なんでこの子寝てるの?
昨晩帰ってこずに外にいたから疲れてるだけよ、きっと。
いぶかしいと思ったけれどそうなのかな?とその日は帰宅。
次の日、え?この子1ミリも動いてないんだけど!
昨晩からここで丸まったまま?
そうよ、よく寝てる。
いやいやいや、おかしいから!!
いつも家にいないじゃん。
抱き上げてみようと体をさわったとたん触らないでと
いわんばかりに噛もうとする。
やっぱり、おかしい。
病院に連れて行こう。
嫌がるくうちゃんを抱いて私の車で近くの動物病院へ。
母は猫を抱いて歩けないので私が抱いて診察台へ。
ステンレスの診察台が小刻みに揺れている。
どういうことだ?
くうちゃんがめちゃくちゃ震えてる!!
賢いな、やばい所に連れてこられたって分かってるんだ。
体に障った先生が開口1番、尻尾手前の骨が折れてるよ。
やっぱり!!
だから1ミリも動かず丸まって寝てたんだ!!
はねられたね、車に。
先生がさらに触診すると・・尻尾がうごかないよ、神経やられてる。
えーーーー!!
尻尾に一直線に毛がぴーっとはげてる。
ひこずられたなと先生。
えーーーーっ!!
ショックで母娘で固まってしまいました。
でも排泄にはゆるゆると歩いて行っているんです。
歩けるなら治療はせずに様子を見たほうがいい。
ヘタにさわると不随になっても困るから。
猫は人間と違ってけがが治るのが早いから少し様子をみよう。
ショッキングピンクの液体の薬を注射の容器で朝晩
飲ませるようにといただいてその日は帰りました。
認知の母には無理なので私が朝晩飲ませに通いました。
1週間ほど寝込んでいましたがまたウロウロするように。
よかった、元気になって。
その数日後のある日歩くくうちゃんをつかまえてしっぽを見たら
ひこずって歩いているようで地面に触れているらしい部分が
全く毛がなくなって中の皮膚が赤くただれている!!
これはいかんとまた私の車で病院へ。
診察台が地震か言うくらいくうちゃんの震えで揺れています。
先生、一言。
あ、こりゃいかん、このままだとしっぽが腐る、切ってしまうしかない。
か、かわいそう。
でも仕方ない、腐らせたら大変です。
一晩入院。
次の日迎えに行ったらしっぽが根元からなくなってた!!
かわいそうでかわいそうで。
でもくうちゃんはいたって平気そうに帰ったその瞬間から
遊びに出かけてしまいました。
1週間後に抜糸に連れて行きました。
私の車を見るだけで拒否反応を示すように。
やばい所に連れていかれる!!
分かってるねぇ。
抜糸をして半月もすると毛が盛り上がってかわいらしいおしりに。
近所でもしっぽがないくうちゃんと人気者です。
しかし私が実家に行くと脱兎のごとく逃げていきます。
私の車が駐車場に入ったら一目散に姿を消すように。
くうちゃん、おいで~。
私が呼んでも絶対来ません。
おいしいえさあげるよー、寄ってきません。
くうちゃーん!無視。
おいっ!!命救ってやったのは誰だと思ってんだっ!!
無視。
おそらく私に懐く日は一生来ないでしょう。
逃げようとするくうちゃんをガッ!!と捕まえて
無理やり抱き寄せると手をつっかえ棒にして身をよじってる。
そんなにあからさまに嫌わなくてもいいじゃんかよ。
最近はもうあきらめました。
愛してやまない命を救ってやった猫に嫌われるってなんなんでしょう。
かわいいかぶりものをした幼きくうちゃんの写真を眺めて
今日もため息をつく私です。

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